ゲーム好きのひとりごと

オンゲが好きな成人男性のひとりごと

文章に対するスタンス:私たちが文章から読み取るもの、そして「伝える」ということ

アクセスいただきありがとうございます。

人が書いた文章からは、さまざまな情報が読み取れると考えており、またそれを読み取ろうとする行為が私は好きです。

まず前提として、文章からだけでその人の人となりを理解した気になることは危険です。それは、文章の巧拙と書いた人の人格が、いつも一致するとは限らないからです。「文章への向き合い方」と「その人が好ましい考え方をしているか」は別物です。

これは、ある職人がつくる料理の「おいしさ」と、お店の「接客の心地よさ」が一致しないのと似ています。その2つは両立できますが、必ずしも比例するわけではありません。

おいしいからといって良い接客とは限らないし、ぶっきらぼうな接客だからといって料理がまずいわけではない。それと同じように、表現がうまくて納得してしまう構造だからといって正しい文章とは限らないし、稚拙だからといって本質を突いていない文章とは限らないのです。

まずは、そうした「読み取ること・伝えることの難しさ」を踏まえたうえで、話を進めてみます。

読み取れる「3つのこと」

文章から読み取れることとは、一体何でしょうか。私は大きく分けて3つあると思っています。

  • 1つ目:その人の「思い」や「考え」 純粋に、伝えたいメッセージが何かを読み取ることができます。「私はこれに対してこう思う、こう考える」といった、その人の思想そのものです。

  • 2つ目:「どう伝えたいと思っているか」という姿勢 強い感情表現で読み手の心に訴えかけたいのか。整理された論理構造で納得させたいのか。あるいは、風刺などで議論を巻き起こしたいのか。何かの問題を解決するためなのか、共感してほしいのか。ききたいのか、それとも問いかけたいのか。そうした「伝え方の意図」も読み取ることができます。

  • 3つ目:「文章への向き合い方」 思わずうまいと感心するような例えが使われているか。語彙が豊富か。読み手への配慮や、読者を想定して言葉を選んでいるか。よく推敲されているか。誤字脱字はないか。これらを通して、その人が「より良い文章を書こうとしている度合い」が分かります。

伝わる「人となり」

そして最後にもう1つ、その人の「人となり」もある程度は伝わってくるものです。これは、私自身も書くときに気をつけていることです。

「誤解を招く表現になっていないか」

「誰かを傷つける表現ではないか」

「感謝の言葉があるか」

それらを戦略的に演じる場合を除き、本来、文章は争うためのツールではありません。自分の主張を押し付けるだけでは、「十分に理解してもらう」という目的は果たせないからです。

相手の立場に寄り添い、読んだあとに穏やかな気持ちになれる文章こそが「良い文章」なのだ、と私は信じています。

「相互理解」を目指して

ただ、人によって文章の巧拙は異なります。誰もが良い文章を最初から簡単に書けるわけではありません。

だからこそ、私たちが相互理解を目指すためには、一見すると稚拙で感情的に見える文章からも、「この人は本来、何を伝えたいのだろう?」「何を分かってほしいのだろう?」と、その真意を丁寧に汲み取ることが大切です。

そして自分自身が伝える側になるときも、同じように相手のことを想像し、よりよく読み取ってもらえるように工夫していくこと。

この「双方向の姿勢」こそが、何よりも大切なのではないでしょうか。