応用情報合格 学習方法の反省点と評価点

 

応用情報試験の学習を振り返ります。

 点数は60点ギリギリなので反面教師的な参考にしてください。

 

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【前提知識】

2018年5月にIPASS合格
同年10月に基本情報合格
プログラミング経験なし(基本情報は表計算選択、VBAの知識ゼロ)

ハードウェアやソフトウェアの知識レベル低
(少ない桁数の2進数→10進数変換も理解していないレベル)

基本情報の得点要素・得意分野は
2進数が関わらない計算
セキュリティ
ネットワーク
データベース
表計算要素
文章問題

【学習環境】

人数:自分のみ
場所:図書館の自習室及び4月中は学校
タイミング:朝起きて運動をしてからまたはバイト後
使ったテキスト:緑本、大滝みやこ著午前問題集

期間:5か月程度

1日の学習時間:大体1時間~2時間 

        多い時は6~7時間、何もしない日あり

 

【筆者の情報】

受験時23歳 IT系の実務未経験

2019年4月より情報系専門学校進学

高校は情報系関係なし 簿記系の知識もなし

国語は好き、数学はそこまで得意ではない

 

※時間がない方向け=αとβだけ読んでみてください!

 

【大まかな学習の流れ】

0. 計画
1.午前問題集での対策
2.午前の過去問
3.午後対策へ移行
4.試験前
α.対策において重要と考えること
β.感想・反省点


0.計画

おおまかに予定を立てる。

11月~1月ぐらいまでに午前学習おわり&対策する5分野の選定
2・3月で午後対策
4月は2・3月の学習ペースにより選択問題を増やすか決定

 

1.難しめの午前問題集をやるも時間をかけすぎて挫折  「10月~11月末」

このテキスト難しすぎる・・・

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まず最初に手を付ける内容として、
基本情報の勉強により「テキストベースで知識の拡充をはかる」
という作業は不要と判断

ただしいきなり過去問を解くには「体系的に知識を学びにくい」と感じたため
「分野別に問題がまとめられ、かつ解説も用意」されている午前問題集を選ぶ

このテキストを使用して
「2進数や論理演算など基本情報において足りなかった知識の拡充をはかり
 選択分野をひろげる」

ことを目標にしたが、やはり応用数学など自分の不得手とする分野の学習が
なかなかはかどらず、モチベーションが上がらない

かつ、進んでいる内容についても自分で視覚化しなかったため
この勉強方法では時間効率が悪いと判断し
計画の立てなおしを考える。

 


2.午前問題2年分 「12月上旬~2月7日」

基本情報のときは午前対策が不十分だったことをふまえ
(直近2回を含めて3回分しかやらなかった)
直近2回を外して4回分を繰り返し演習

お世話になったサイトは応用情報ドットコムです

基本情報のころからお世話になってますが、

このサイトは解説をすべての問題でやってくれているのが素晴らしいですね

進捗管理方法】

・いつまでに終わらせたいか決める=予定日
・320/予定日までの日数 をして、1日あたりに行う問題数を出す
 ※320=80×4回分
・実際におわった問題数を入力し、%表示して進捗を視覚化する

こうすることで1日にどれぐらいやるべきか、
どのぐらい進んでいるかが明確になる

⇒1日あたりにすべき量がわかり、
 遅れはないか、進んでいるかが判断できるため
 進んでいるとモチベアップにつながる

⇒無理な計画を立てすぎると焦り等につながるが
 今回設定した数値は 4週間で80問=1日あたり3問弱
 80問中75問正解を目標にこのペースで実行
 結果的には無理のないペースでした。
 ※以下記述の復習の時間もあるので、実際は1日10問~15問ペースでした

【学習経過】

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基本的には、
問題を解く→間違えた問題の復習の繰り返し。

ここに2つの誤答問題の分類分けを加え、誤答を記録する

①理解不足・勉強不足
まったくわからない、理解に時間がかかりそうな問題
⇒時間がじっくり取れる際に勉強するか、時間効率が悪ければ丸暗記

②チェック問題
ケアレスミスや少し時間をかければ解けそうな問題
間違った理由が明確な問題。
⇒後述の方法で繰り返し解く

☆一番の工夫点(1・3・5・7・9)
基本情報では間違えた問題をいつ復習するかまでは考慮できていませんでした
そのため今回は

誤答した問題を記録

誤答から1日後に再度解く
合っていたら3日後に再度解く
それでも合っていたら5日後に・・・と
どんどん再度チェックするまでの時間増やしていく
という方法をとりました。
(不正解の場合はまた1日後に解くところにもどる)

毎日チェックしても試験までは日が長く
かといって開けすぎると忘れています
ネットで見たこの方法が効果的だと思い選びました

間違えてしまったら1日からやりなおしなので
モチベーションアップにも効果的だったと思います

理解不足や勉強不足の問題については
少し時間をかけてネットで調べたり、考えたりしてわかったものは
チェック問題の分類へ
それでもわからないものはチェック問題同様の手段で暗記し対処しました

3.午後対策 「2月8日~3月末)

みんな大好き緑本

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午後対策は
緑本で午後問題を学習
2選択分野の過去問をさらに解く
の流れで学習しました。

緑本での学習】
ネットワーク、データベース、アルゴリズムの問題は
検討した結果学習効率が悪いと判断し
(今思えばネットワークかデータベースだけでも勉強するべきでした・・・)

情報セキュリティ、システムアーキテクチャ
情報システム開発、組み込みシステム開発
マネジメント、ストラテジ
を学習範囲として設定

午前演習と同様の%での進捗管理を行い計画通りに実行できました

【過去問】
緑本において、各分野傾向や難易度が判明したため
暫定的に
セキュ、システムアーキ、サマネ、プロマネ、シス監、経営戦略
の6分野の過去問を10回分解くこととしました


・進捗方法・学習の流れ

分野*年度で表をつくる
セルの中には実行する日付を記入
実行したら%表示で大体の正答率を厳しめで書く
セルに対しコメントで間違えた用語やなぜ間違えたのかをかいておく

また、下記の色付け方法をとり
まとめ済・理解済:青色
直前に再チェックが必要:黄色

(灰色は学習していないが優先度が低いと判断したところだったと思います

 黒で塗りつぶしは簿記の知識が必要なので解かなかった問題です)

青色が多ければ頑張りが視覚化されるようにしました。

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過去問を10回分といた段階で
セキュリティ:正解率80%だが必須のためもう少し対策が必要
システム監査:ほとんど正解
サマネ・プロマネアーキテクチャ:回によって正答率に差がある

という状態だったため
さらに5回分の問題を用意して問題を解きました。
(この時点でネットワークかデータベースを
 選択候補に入れる考えも必要だったな~と思います)

 

4.直前(~4月20日)

・3で追加した分の5回分の午後問題と黄色で塗ったセルの過去問を解く

 

・セキュリティの知識を万全にするため

 セキュリティ攻撃の事例と対策、マルウェアの名称をまとめた用語集作成

 応用情報ドットコムにて、午前問題のセキュリティ分野過去問を全て解く

 

 

 

α.対策において重要と考えること

 

・絞った範囲の分野をカンペキにする 全てやろうとすると 時間も体力も足りない

→その試験で得点源になる対策を充分に行う

 当たり前ですが得点配分の低いものより高いもののほうが重要です

 基本情報であればアルゴリズムプログラミング言語

 応用情報であれば自分の選択する想定分野 が重要といえます

 

・モチベーション管理

→特に独学で重要かもしれません、色付けやミス問題のメモなどは

 これだけやった、これだけ頑張ったということが視覚化されるのは大きい

 そして毎日少しずつでもやること、毎日1時間>土日に3時間ずつです

(これは個人のスタイルに依るため一概にはいえませんが)

 

・計画の重要性

 

 今回は途中の判断が適切でなく、当日悪い方に影響がでましたが

 「段取り八分仕事二分」

(専門に入ってとある先生が仰られていました)

 まさにこれだと思います 今回は途中の計画修正が適切ではなかったです

 これも計画と捉えれば、いかに計画が大事かわかります

 (計画段階で当日苦しむのが決まっていたと考えると無視しようがない)

 

・一番大事なこと

 

 絶対に合格するという気持ちではないでしょうか

 

 勉強をしているとき、難しくて諦めそうになったとき

 疲れてしまい今日はいいかな・・と思いかけたとき

 試験中に集中が切れて軽くパニックになったとき

 

 何のために今頑張っているのか、どうしてそこまでしても取りたいのか

 それがわかっていて思い出すことができれば・・・と思います

 

 次の試験につなげるため、自分の知識を増やすため

 いい就職先を探すため、自慢したいため とか理由はいろいろですよね

 

 自分は、

 「合格を報告したときにどれだけ自分がお世話になった人が喜んでくれるか

 応援してよかった、と思ってもらえるか」 を考えてました

 本当に感謝しかないです。

 

β.感想・反省点

・よかったところ
ミス問題の対策方法は時間効率としてもよかったとおもいます
午後問題の色付けも基本情報のころから続けています
やはり視覚化されるかどうかは大きいです

進捗はある程度の頑張りで遅れは取り戻せますが
モチベーションは管理しないと絶対に持続させられないので
いかにやる気をださせるかを重要視していたと、今は振り返って思います

勉強前に軽く運動したり
バイト後すぐに図書館にいったりするなど
いつやるか、どこでやるかを事前にきめておいたり
勉強前に前もって過去問は全てプリントアウトするなど
いかにスムーズに勉強に向かえるかの工夫もしました

・反省点
やはり早期に捨てる分野を選んでしまったこと
もう少し焦らず、2年分ぐらいは問題解いてから選ぶべきだったとおもいます

本番ではサマネも経営戦略も難しく、選択肢は増やしていかないと
難しい問題がでたとき回避できないことの苦しさを痛感しました
その点に関しては考慮不足でした

 

一番の失敗の原因は最初の計画にあったと考えています

途中の判断が間違っていたと本文中で述べましたが

そもそもあの時その選択をするしかなかったのは、

あのタイミングでは新しい分野を選択できるか考え直す

”時間が足りなかった ” からです

 

最初の計画段階で、ネット上の合格体験記より、

「6か7分野の対策をして、当日はそのうち5分野を選ぶというのが理想だ」

と認識はしていました

しかし1回目の試験でそこまで手広く対策をして時間が間に合うのか?

と不安や焦りを感じてしまい

とりあえずは5分野対策をしてから考えよう、となってしまったわけです

 

その考えるタイミングになったときには余計に切羽詰まっているので

PDCAでいうところのCはできても、Aに持っていけなかった、と認識してます

 

もう少し別のことをする時間を削ってでも、

1分野ぐらいは本当にやるべきだったなーと悔やんでいます

次同じことがあれば6分野は最低勉強をしたい

そのためには自身の不安や焦りに囚われずに、適切な計画を立てられることが必要です

またPDCACの部分で適切に対処することも必要でしょう

 

今同じことがあったなら、

人に相談してみる

・計画の「決定を下す」 修正するかを「決める」ことをリラックスして行う

ことが改善策かなーと思います 2つ目は改善策といえるか怪しいですが・・・


・その他
プリントアウトして実際の用紙に書く方法は必須だとおもいます
特に記述は自分の手で書かないと中々試験ぶっつけは厳しいだろうと思います

 

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・ 記事内容について

書きなぐりで投稿してるので加筆修正予定・レイアウトも変更予定です

(押したらその見出しに飛ぶやつとかやりたいなアメブロで昔やったなぁ・・)

覚えてない工夫や失敗談もあると思うのでそのへんもいずれ

 

おまけ・今後の方針

基本情報、応用情報というわかりやすい目標に向かって学習してきましたが

次は何を勉強するかピンときてないですね

(そもそも4月は不合格と捉えてデータベース、ネットワークを選択できるための学習をする予定でいた)

ぱっと思いつくのは、

ネットワークの知識を補充→安全確保支援士(ネットワークの知識も欲しそうなので)

CCNAやCCENTなどCiscoの資格取得(OSI基本参照モデルとか)

データベースおよびアルゴリズムの勉強(SQLとか、アルゴリズムの考え方とか)

プログラミング言語を1つ選んで勉強(今から始めたい)

 

といったかんじで、やはり自身の弱点を克服すべきだなぁと感じます

 

 ・さらにおまけ

SEO的には

「誰が」・・・SEが 文系が 業務未経験が

「どのぐらいの時間で」・・・1日1時間で 50時間で 300時間で

「目を引く内容」コツは5分野+1!

「金額」 予算何円で

などをタイトル入れると今回の記事の場合上にいきそうだなーと感じる

今回はSEO対策は考えずとてもシンプルすぎるタイトルにしました

 

・更新

6月22日 初投稿

同日    5の直前対策など追記

6月24日 後半の感想部分など加筆修正